始業時間で思うこと
日本の会社って、時間に異様にうるさい。
というか、朝の遅刻にだけは病的にうるさい。
定時退社は守らせてくれないくせにね。
頭おかしいんじゃないかなって思う。
その「時間厳守」は本当に必要なもの?
朝に始業時間通りに出社して何をする?
せいぜい昨日の退社後からの出来事を情報整理して、メール確認して、今日やることを確認して……
納期近くの修羅場でもない限り、午前中にやることなんて大したことは無い。
そりゃ「お昼の休憩時間を過ぎても連絡がありません」とか「なんか今日アイツいなくね!?」っていうのは問題だけれども、10分や1時間程度の遅刻で目くじらを立てる程じゃない。
そもそも人が1人消えたくらいで仕事が進まなくなる会社が問題だ。
情報の共有できてねーのか。
出勤時の遅刻には厳しいくせに会議の遅刻に対しては甘いのもおかしい。
自分の体験してきた会社では、事前の連絡もなく平気で会議に遅刻する上司が多かった。
おいおいその遅刻、朝の遅刻と何が変わらないんだ?
出社してるんだから会議に遅刻することくらい連絡できるだろうに、何をやっているのか。
厳しくすべき時間や期限を間違っているんじゃないかとよく思う。
遅刻は「悪」か?
あまり好きじゃない意見の一つにこういうのがある。
「遅刻する人は、待たされる側の時間を無駄にしている」
確かに、待たされる側の人間から見たら悔しいことかもしれない。
でもこれってつまり、下記のように言ってるようなものじゃないだろうか。
「お前の遅刻の都合なぞ知るか。俺の為に身を粉にして動け」
つまり自分本位なんですよね。これ。
本当に面倒な「正義」が出来てしまったなと思う。
相手が時間を守ってくれたことに感謝はするけど、ちょっとした遅刻くらい許せよと。
そもそも遅刻は極悪な行為でもなんでもなくて、日常に起きうる出来事なのだ。
それをさも犯罪者のように糾弾するのはどうなのだろう。
遅刻は悲しい出来事だ。あまり起きて欲しくないことであるのは変わらない。
でも、悪だと叫び攻め立てみんなが常にピリピリしているような社会を作ってしまったのは良くなかったんじゃないかなと考えている。
もっとちょっと肩の力を抜いてもいいんじゃない?
常にピリピリしてたら身体も心も持たないと思う。